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移調表

移調楽器のための移調表と変換ツールです。楽器を選ぶと、記譜音や調を実音に、実音を記譜音に、またはほかの楽器のパートに変換できます。

実音
 

キー操作: ↑ ↓ で音や調を1つずつ動かし、 S で向きを入れ替えます。

移調表

左の列で実音を探すと、同じ行のほかの列に、その楽器グループの記譜音があります。オクターブだけ移調する楽器(ピッコロ、グロッケンシュピール、ソプラノリコーダー、ギター、ベース、コントラバス)は、実音の列を読み、1〜2オクターブずらして考えます。

移調表の使い方

この移調表では、移調楽器の楽譜に書かれた音(記譜音)が実際にどの高さで鳴るか(実音)がわかり、B♭管、E♭管、F管、A管の楽器の音や調を、記譜音と実音の間で変換できます。吹奏楽やブラスバンドで、楽器ごとに違う楽譜を読み合わせるときに便利です。

まず音か調を選び、向きを選びます。記譜音 → 実音は自分の楽譜が実際に鳴る音、実音 → 記譜音は自分の楽器用に書く音、ほかの楽器のパートへは、たとえば B♭トランペットのパートをアルトサックス用に書き換えるときに使います。楽器を選び、音とオクターブ、または調を選ぶと、黒いパネルに変換結果と調号、その楽器がどれだけ移調するかが表示されます。

実音を聴くは実際に鳴る音、または実音の調の主和音をピアノで鳴らします。入れ替えを押すと、結果を入力側に移して逆向きに変換します。パソコンでは ↑ ↓ で音や調を動かし、S で向きを入れ替えます。調は ハ長調、変ロ長調 のような日本語の調名で、音名は英語表記(C、B♭)で表示します。ドレミ / CDE を押すとドレミ表記に切り替わります。

記譜音と実音、B♭管とは

移調楽器とは、楽譜どおりに演奏したとき、書かれた音と違う高さの音が出る楽器のことです。楽譜に書かれた音を記譜音、実際に鳴る音を実音と呼びます。ピアノやフルートのように、書かれた音がそのまま鳴る楽器の音が実音の基準になります。

移調楽器は、楽譜の C(ド)を吹いたときに鳴る実音の名前で呼び分けます。記譜の C が実音の B♭ になるクラリネットは B♭クラリネット、記譜の C が実音の F になる楽器は F管と呼びます。楽譜では「in B♭」「in F」と書かれることもあります。つまり、合奏で「実音の B♭」を出すとき、フルートやトロンボーンは B♭ を、B♭管のトランペットやクラリネットは記譜の C を、E♭管のアルトサックスは記譜の G を、F管のホルンは記譜の F を吹きます。

チューナーが示すのは実音です。自分の楽器の記譜音で読みたいときは、この表で読み替えてください。

なぜ移調楽器があるのか

クラリネット、サックス、トランペットなどには、大きさの違う仲間の楽器がいくつもあります。楽譜を移調して書くと、同じ記譜音にはどの大きさの楽器でも同じ指使いが当てはまるので、奏者は楽器を持ち替えても同じように楽譜を読めます。アルトサックスからテナーサックスへ、B♭クラリネットからバスクラリネットへ持ち替えても、指使いの覚え直しはいりません。

オクターブだけ移調する楽器もあります。ピッコロとソプラノリコーダーは記譜より1オクターブ高く、グロッケンシュピールは2オクターブ高く、ギター、ベース、コントラバスは1オクターブ低く鳴ります。調は変わらないので、表の実音の列を使います。

移調楽器の一覧

主な楽器について、記譜の中央のド(C4)がどの実音で鳴るかをまとめました。

楽器管記譜 C4 の実音鳴る高さ
B♭トランペット、コルネット、B♭クラリネット、ソプラノサックスB♭管B♭3長2度低い
テナーサックス、バスクラリネット、ユーフォニアム・バリトン(ト音記号)B♭管B♭21オクターブと長2度低い
アルトサックス、アルトクラリネットE♭管E♭3長6度低い
バリトンサックスE♭管E♭21オクターブと長6度低い
E♭クラリネットE♭管E♭4短3度高い
ホルン、メロフォン、イングリッシュホルンF管F3完全5度低い
A管クラリネットA管A3短3度低い
ピッコロ、ソプラノリコーダーC管C51オクターブ高い
グロッケンシュピールC管C62オクターブ高い
ギター、ベース、コントラバスC管C31オクターブ低い
ピアノ、フルート、オーボエ、トロンボーン、チューバC管C4記譜どおり(実音)

トランペットの運指表や リコーダーの運指表は記譜音で書かれているので、実音を知りたいときはこの表と合わせて使ってください。

手で移調するときの手順

  1. 音程を確かめる。記譜音から実音へは、楽器の音程だけ下げます(B♭管は長2度、アルトサックスは長6度、F管ホルンは完全5度)。実音から記譜音へは同じ音程だけ上げます。
  2. 先に調号を変える。調も同じ音程だけ動かします。アルトサックスの記譜 ニ長調(シャープ2つ)は、実音では ヘ長調(フラット1つ)です。B♭管では、記譜の調は実音の調よりシャープが2つ多いか、フラットが2つ少なくなります。実音の 変ロ長調(フラット2つ)は、記譜では ハ長調 です。
  3. 音名を先に動かしてから臨時記号を決める。長2度上なら音名は必ず1つ上に進みます。実音の E♭ は記譜の F に、実音の F♯ は記譜の G♯ になり、A♭ にはなりません。上の変換ツールも同じ考え方で綴っています。
  4. オクターブを確かめる。テナーサックスとバリトンサックスは音程にさらに1オクターブが加わります。実音の C4 は、テナーサックスでは記譜 D5、バリトンサックスでは記譜 A5 です。

書き直した楽譜は 五線譜の印刷で作った五線紙に書くと便利です。

吹奏楽のツール: トランペット運指表 · チューナー

よくある質問

実音とは何ですか?

実際に鳴る音の高さのことです。ピアノのように移調しない楽器で、楽譜どおりに弾いた音と同じです。B♭トランペットで記譜の C を吹くと、実音は B♭ です。

実音の B♭ を出すとき、アルトサックスは何を吹きますか?

記譜の G です。アルトサックスは記譜より長6度低く鳴るので、記譜の G が実音の B♭ になります。

B♭クラリネットの楽譜をアルトサックス用にするには?

すべての記譜音を完全5度上げ(または完全4度下げ)、調号も同じだけ動かします。B♭クラリネットの記譜 C は実音 B♭ で、アルトサックスでは記譜 G です。上のツールでほかの楽器のパートへを選ぶと1音ずつ確かめられます。

トロンボーンは移調楽器ですか?

オーケストラや吹奏楽のパートでは移調しません。トロンボーンは B♭ の楽器ですが、ヘ音記号の実音で楽譜を読みます。

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